メンタルになった30代ワーママ、家を建てる。

自称キャリアウーマン、東京から千葉へ移住、2022年、注文住宅を建てます

奇跡!100点の土地に出会う!!!

こんにちは!

東京から千葉へ移住予定、30代ワーママのフジ子です。

 

さて、今回は、私たちのわがままな条件にほぼフィットする、

奇跡の土地に出会った経緯を記したいと思います。

 

私たちが本格的に土地を探し始めたのは、2021年11月。

まずは、自宅近くの東京の住宅展示場の住友林業を訪れ、

千葉在住の営業さん(Wさん)に土地探しを依頼。

 

Wさんには、現地の物件や街並みを見てまわるツアーを2度もご案内いただきました。

それでも、条件を妥協した70点くらいの土地はいくつかあるものの、

なかなか条件どおりの土地は見当たらず。

 

Wさんは、「100点の土地は基本的にはない。」

70点の土地を買う決断が早くできるようになることが、土地探しでは大切。」

とおっしゃっていました。

当時はあまりピンときていませんでしたが、

今になって、この言葉が本当だったなぁと、ようやく理解できます。

 

それから、2022年2月までの約3ヶ月間、

前回の記事で記載したとおり、様々な方法で探し続けていましたが、

希望通りの物件は出てこず…完全に行き詰っていました。

 

強いこだわりである「80坪以上」という条件を外すと

候補がグッと増えることは分かっていましたが、

東京都内では手に入れられない「大きな家と庭」が千葉移住の重要な要素だったため、

「80坪以上」という条件を譲ることはできませんでした。

ただ、この頃には、

夫は「庭のサイズは小さくてもいいんじゃない?」と言うようになり、

60-70坪の土地を探し始めました。

 

そんな中、夫の思いつきで、平日に休みを取り、

夫と二人でカーシェアを借りて、現地を見に行くことになりました。

目的は、60-70坪が許容できる広さかどうか実際に現場を見に行くこと、

それから、できれば現地の不動産屋さんを訪れて関係を作っておくこと、

空き地のような売り物件を地道に探すことでした。

 

今思えば、この思いつきがなければ、

理想通りの土地に出会うことはありませんでした。

 

その中で、とある古家付きの77坪の土地を見に行った時。

向かいのコンビニに車を停めて、土地を見に行こうとすると、

家の前にはスーツを着た男性が立っていて、

その人は古家を遠くから眺めたり、擁壁の高さを測ったりしていました。

 

私たちは、その物件を取り扱う不動産屋の人かな、と思い、

その人の動きを遠目に観察していましたが、

しばらくするとその方は、どこかへ行ってしまいました。

 

その様子を見送った後、私たちはその物件を近くまで見に行きました。

既に今の持ち主が住んでおられないことは不動産屋さん経由で確認済でしたので、

古家や周辺の様子等を動画を撮りながら確認していました。

 

すると、先ほどのスーツの男性が車を路肩に停めて、こちらに向かってきます。

私は「撮影はしないで!」と注意でもされるのかもと思っていると、

近くまできた男性は「土地をお探しですか?こちらの物件、いいですよね。」

「私、ミサワホームのYと申します。」と声をかけてきました。

 

その方は、ミサワホームで土地探索や開拓を担当されているとのことで、びっくり。

そういう仕事をされている方がいるのは知っていましたが、

まさかこんなところでお会いするとは!

 

ちょうどミサワホームにしかできないという「高天井」に興味を持ち、

近々展示場に行きたいと思っていたところでしたので、

この出会いに少し運命を感じました。

 

その場では5分程度、土地探しの条件や状況をお話して、

「もし良い物件があれば紹介しますので、よろしければご連絡ください」と、

名刺をいただきました。

 

その後も物件をいくつか見て回ったり、地場の不動産屋さんに電話したり、

空き地を探したりして、帰宅しました。

 

この時点で、有力候補だったのは、駅まで徒歩24分の協定道路付きの80坪の物件と、

駅まで徒歩35分の80坪の新規分譲地でした。

いずれも、この時点で買う決断ができる物件ではなかったため、

とりあえず、ミサワホームのYさんに連絡することにしました。

 

ちなみに、これまで、ハウスメーカーとのやりとりは夫が担当なのですが、

後から聞いたら、その日に出会ったYさんのアドレスにメールする前に、

もしかしたら詐欺かもしれないからと、営業所の代表番号に電話をかけて、

Yさんの在籍を確認していたそうです。

さすが我が夫!すごいな…。

私は土地が見つからないことに焦っていて、

そんなところにまで全く頭が回っていませんでした。

 

さて、そうしてYさんとメールでやりとりをはじめて数日後、

私たちの条件に合った未公開物件があるので、紹介したいと連絡がありました。

早速、オンライン打合せで、土地の概要を教えていただき、びっくり!!!

 

なんと、グーグルマップで示されたその場所は私たちが一番理想的だね、

と言っていた立地で、古家はあるものの約100坪の広さ!!!

価格は未定だが、予算内であることは確実、とのことでした。

 

詳細はその週末、千葉の現地まで行き、

直接物件を見ながら教えてもらうことになりました。

 

そのオンライン打合せが終わった瞬間、夫と二人で見つめ合って、

信じられないんだけど!!!ほんとに詐欺なんじゃないwww?」と叫びました。

それくらい、私たちの条件通りの、理想的な土地だったんです。

 

ちなみに、唯一のネガティブポイントは、

この土地は「家の前の道が狭い」ことだそうです。

私は運転が得意ではないので少し心配でしたが、

それ以外の条件が理想的でしたので、

現場を見に行って、あまりにも狭く感じなければ問題ないと思っていました。

 

あとは、大きなトラックが通れないので、建築費が割高になる可能性はあります。

また、その道が公道ではなく私道なら、将来的な建て替えや土地売却等の際に

リスクとなる可能性があります。

 

週末は、このあたりをきちんと確認しようということになりましたが、

現場確認の日まで、何度グーグルマップでその場所を見たことか!

ドキドキして、ワクワクして、でも期待しすぎちゃダメだと、自分を制して…。

 

そうして迎えた週末。

念のため、ローンの事前審査に必要な書類と認印を持って、

Yさんの事務所に伺いました。

道すがらも信じられなくて、

「こんなうまい話があるなんて、まだ詐欺かもしれないと思ってるよw」

「あれ?でもちゃんと事務所のビルあったよw」と話していました。

 

そして、現場を案内されて、家の前の道幅が思ったより狭くなくてホッと安心。

今は約3メートルなのですが、

これから家を建てる場合はセットバックして立てなければならないそうですし、

既に隣に新しく建っているお宅はセットバック済でしたので、

道の狭さは時間が解決しそうでした。

 

また、その道は私道ではなく、公道として認められていて、夫婦でこれまたビックリ!

つまり、道が狭いこと以外は、ほぼ100点!!!

そして、価格を聞いて、さらにビックリ!!!

なんと予算の約半額だったのです。

 

そもそも、この立地で100坪となると、

私たちの予算のおよそ1.5-2倍は必要なので、

絶対におかしい!何かある!」と、いう顔をしていると、

Yさんから相場の半額以下の理由は…とお話が始まりました。

一つ目は、道が狭いこと。

二つ目は、古家が残っていること。

三つ目は、土地の境界を記す石が1か所しか見当たらないので、

測量をして認定・登録する等の専門的な対応が必要であること。

ただし、50万円程度を支払えば、対応はYさんや不動産屋さん、売主さんとで

対応いただけるとのこと。

あとは、売主さんがかなりご高齢で、上記のような手間を買主にかける代わりに

安くすると言ってくださったようです。

 

二つ目と三つ目の必要経費を伺い、

それを足したとしてもかなり割安だと判断し、

「買付申込書を書かせていただきます。」とお伝えしました。

 

そんなこんなで、私たちの土地探しは、運命的な出会いにより、

終わりを遂げました。。。

…いや、終わりを遂げたように思いました。

 

帰宅後、3つ目の理由の「境界未確定」について調べると、驚愕の事実が!

境界未確定の土地購入は業界内ではタブーとされており、

基本的には、売主と不動産屋さんが境界確定を行う義務がある。

万が一、買主が了承して売却される場合も、相当安価な価格となるのが通例とのこと。

 

その理由は、境界確定にあたっては、

隣接する住民との話し合いや測量の立ち合いが必要なのですが、

それらがうまく運ばなかった場合は裁判をする等、

金銭的にも時間的にも、また精神的にもかなり負担となるリスクがあるからです。

 

Yさんの説明にはそのような説明はありませんでしたので、

何だか騙された気分になり、メキメキと、Yさんへの不信感が出てきてしまいました。

それを夫に伝えると、夫はすでに、

境界未確定ということがどういうことなのかを理解していたようで、

「大事なのはリスクがあるかどうかではなく、

リスクが大きいのか小さいのかを判断することだよ」と言っていました。

 

具体的には、上記のような隣人との話し合いがうまくいかない可能性について、

Yさんや売主に事前に確認しつつ、実際の話し合いの運び方を具体的に聞いて、

私たちがリスクをテイクするかどうか判断すればいい、ということでした。

 

ただ、夫としては、

「今後長いお付き合いになるかもしれないので、

Yさんには、こちらが思っていることを伝えた方がよい」と思ったらしく、

表現に配慮しながらも、説明不足に感じ、不信感を抱いてしまっていることを、

Yさんにメールしました。

 

さて、このメールに対して、Yさんがどういった反応があるのか?

あの土地自体はとても気に入っているので、

Yさんには、どうか誠実な対応をお願いしたいところです。

 

もし、私たちが納得できない曖昧な説明となったり、

前向きな判断ができない事実が判明した場合は、本当に残念ですが、

あの土地はあきらめざるを得ないと思っています。

 

まずは、ドキドキしながら、メールの返信を待ってみたいと思います。